進学重視型単位制高校
入試状況
先日、東京都の入学選抜試験が行なわれました。ある週刊誌から取材を受け、新宿高校は昨年の1.7倍から1.5倍に倍率を下げたのはどうしてですかと尋ねられました。
「新宿高校は来年度から進学重視型単位制高校に変わります。それに伴い、2クラス80名の定員増になります。昨年に比べ、分母が大きくなった分、同じ応募人数がいたとしても、倍率は下がります。また、自校作成問題の出題や、学区域が撤廃されたこと、改築で不便が生じることなども原因と考えられます」とお答えしました。
推薦に基づく入試では96名の募集に男子102名、女子131名、計233名(2.23倍)となりました。学力検査では、220名の募集に男子185名、女子150名、計335名(1.52倍)でした。先ほどの週刊誌への答えのような厳しい状況の下、教職員のPR活動が実り、これだけの応募があり、よかったと考えています。単位制へ変わるにあたり、男女枠が撤廃され、男女比が心配されましたが、合格発表時点で、推薦の結果も含めて、男子159名、女子172名、計331名の新入生が決定しました。

[新校舎模型(北の道路側から俯瞰)]
進学重視型の単位制
進学重視型の単位制とはどのような学校ですかとよく尋ねられます。同窓会誌で何度かお伝えしていますが、いわゆる大学のように、自由に単位を取り、それぞれが自分の時間割を持つようなものではなく、新宿高校の伝統を生かし、クラス単位で授業を受けることを考えています。つまり、一年では芸術以外は全員が同じ科目を学習します。二年で半分、三年で3分の1は共通履修します。それでは単位制ではないのではないかといわれるかもしれません。単位制にすると、教員数や教室数の基準が変わり、多様な講座の開設や新宿高校が積極的に取り組んできた習熟度別授業をより多く実施することができます。また、「演習」の講座も開設できます。将来、リーダーとして活躍できる人材を育成するために、文武両面で強く指導するためには理想的な形と言えましょう。
校舎改築
さて、校舎改築ですが、本年1月より工事が始まりました。グランドが使えず、不便を強いられていますが、完成を楽しみにしています。写真にありますように、地上7階、全室冷暖房完備、体育館はスポット冷房となります。350名収容の階段席付き視聴覚室、ホームルーム以外の講義室も13教室用意されます。1階の事務室前ロビーはガラス屋根付き光庭となっています。完成は平成16年10月の予定です。
クラス増に伴い、完成するまで、朝陽会館横にプレハブ教室を建設する予定です。
プールは本年9月までは使用可能です。同窓会の皆さんにも不便をおかけしますが、ご協力いただき、すばらしい校舎の完成を待ちたいと思います。
[新校舎模型(御苑側から)]
○平成14年度第47回戸山戦
期日:平成14年6月6日(木)
戸山高校が校舎改築のため駒沢競技場を会場にして開催された。
結果:5勝9敗で戸山高校の勝利
・ 種目別
水泳 ●戸山 404-476 新宿
陸上 ○戸山 420-346 新宿
サッカー ●戸山 2−4 新宿
硬式テニス ○戸山 14−11 新宿
硬式野球 ○戸山 8−4 新宿
男子バスケット ○戸山 103-49 新宿
女子バスケット ●戸山 33−48 新宿
バドミントン ○戸山 7−3 新宿
男子バレー ○戸山 3−2 新宿
女子バレー ●戸山 1−2 新宿
男子ソフトテニス●戸山 2−3 新宿
女子ソフトテニス○戸山 4−1 新宿
卓球 ○戸山 70−40 新宿
剣道 ○戸山 3−0 新宿
(非公式戦)
ラグビー ●戸山 27−31 新宿
(○●は戸山から見た勝敗)
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