高校卒業後 30年!が過ぎたとのこと。次の干支には考えてもみなかった還暦を迎えるのかと思う
と驚きの一言。18歳のあの頃とは、隔世の感があります。気持ちはまだ青春でも、老眼鏡が必要に
なって久しくなると、嫌でも、年齢を感じずにはいられません。とは言え、今、互いに元気でいる
ことに何よりも感謝したいと思います。また、これからも健康でいられるよう注意して行きたいも
のです。
25周年の時に、幹事のご指名で「剣道部のことを書くように」と言われ、読み返しても恥ずかしい
駄文を掲載していただきましたが、また、お鉢が回ってまいりました。図らずも連載2回目を迎え
ることになり、冷や汗一斗の思いで、寄稿させていただきます。
朝陽剣友会(剣道部OB会)の有志で行っている稽古会は、私たちが1年・2年のとき、剣道部の
顧問を担当していただいていた岡村先生を中心にその後も継続しています。今は年に2回のペース
です。私は、この稽古会とは別に、先生が指導者の一人として活躍されている道場に月2回ほどお
邪魔し、親しくご指導いただいています。先生は、教職ご勇退後、剣道を中心に据えた生活をされ
ています。60余歳の今、「年寄りの冷や水」どころか、年々体力・筋肉がつき、ご本人いわく「今
が一番」という状態で、ご精進されていらっしゃいます。2000年12月には、稽古会20回記念の
「ミレニアム合宿」を行いました。見学・宴会のみの懐かしい人も含めて、20人ほど集いましたが、
先生は直前に合格率1%未満と言われる剣道八段に見事合格なされ、祝賀の稽古会になりました。
翌年5月にはホテルで祝賀会を開き、同期の清水君を含めて、剣友会有志60人ほどの人がお祝いに
駆けつけてくれました。
稽古会には、主旨に賛同してくれた新しいメンバーが、年々増えています。今、岡村先生の次の年
長者は私たちの6歳上、一番の若手は現役大学生、同期の仲間がいないのが、一寸淋しいのですが、
幅広いメンバーが剣道を通じて交友を深めています。稽古は勿論、稽古後に通知表の様に頂く岡村
先生のコメント、稽古のビデオを見ながらの懇親会を楽しんでいます。また、1年ほど前には、若
手を通じて高校にお邪魔し、私の息子達より年少の現役高校生達の元気良い稽古を楽しんできまし
た。
剣道は、生涯スポーツ、しかも、年齢に関係なく子供や孫のような人達と一緒に汗を流せる素晴ら
しさがあります。汗臭いのと防具を担いでいくのが玉に瑕ですが、何歳からでも始められます。皆
さんもこれからいかがですか?
新宿高校に入学し、「朝陽」の仲間になれたことは人生の貴重な財産だと感謝しています。まだまだ
長いはずのこれからの人生において、「朝陽」の仲間達とたくさんの良い思い出を作っていきたいと
思います。これからもよろしくお願いします。
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