部活動の思い出・・・。全然思い出せず、卒業アルバムを開いてみた。
ああ、なつかしい顔・・・。同級生の部員は、広瀬美登里・加藤えり子・北島綾子・岡村美智子(以
上敬称略)。そして部長の私こと諸橋喜久子。全員1年C組のメンバーで、ほとんどの部員が他のク
ラブとの二足のわらじを履いていた。
何故茶道部に入ったか?育ち盛りのこの時期、放課後におおっぴらにお菓子を食べられたから。
流派は裏千家。顧問は杉浦先生(家庭科)と北村先生(養護)。
卒業アルバムをながめて見ても、この男性だらけの新宿高校で、唯一顧問も部員も女性だけとい
う稀有なクラブだったことがわかる。
はじめの頃は家庭科準備室に4畳半の畳を敷いてのクラブ活動だったが、朝陽会館が建てられた
とき、日本間が造られ、そこに炉まで切っていただき、水屋も造って頂くという優遇を受けること
となった。私としては、国語科の坂本先生が強力にプッシュしてくださったのではという感触を持
っているのだが・・・。
活動は週2回。難しいお手前は先生と一緒に『茶道の本』を見ながら和気あいあいとやっていた。
年に1度の文化祭では、御茶券を100円で売り、全員着物を着て(今思うとオテモヤンのようで
あったが)、お茶席を設けてお菓子とお薄をお出しした。
そのほか、女子栄養大学まで御茶事の時に出される懐石料理の食べ方を習いにいったり、冬休み
に杉浦先生のご自宅にお呼ばれしたり、楽しい思い出がたくさん!
卒業の時、初歩の二段階ほど裏千家よりの“許状”をいただいた。
茶の湯の作法は、形式ばっているように思えるが、実はとても合理的で自然な動きになっている
とこの年になって感じている。
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