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 新25回 卒業30周年
「全員集合」

渡辺 康隆

         早いもので、もうあれから30年経ちました。新25回の仲間には既に案内を出しましたが、今年
      の卒業30周年記念は、5月24日の記念パーティーをもってそのクライマックスに達します。良いですか皆さん
      覚悟は、この日はこれまでの30年をたった1日に凝縮して、昔の仲間と楽しむ日です。
        ここに写真が2枚あります。卒業22周年と25周年の記念写真です。
     
本当は、20周年記念の時同期会をやらねば、と思いついたのですが、忙しさにかまけてさぼっ てしまいました。でも、やっぱりここでやっておかなければと一念発起、22周年記念が実現でき ました。この「朝陽」最初の呼びかけを載せました。これに応えてくれたのは最初はわずか2人で した。ずたずたになった名簿の整理拡充が最初の仕事でした。半年の苦労の成果が同期会パーティー と名簿でした。
我々は25回、その25周年です。「252th」と銘打って、我々だけに許された25周年とばかりに鳴り 物入りで実施しました。と言っても、言い出しっぺの渡辺は、富士山での滑落事故で半年入院、記 念パーティーも入院先の病院から出席した程でした。私が居なくても25周年は実施され、変わってや ってくれた幹事の方々にはひたすら感謝するのみです。 さて、今度の30周年は、母校新宿高校の創立80周年にあたり、記念パーティーも5月24日同日で、場 所も同じ京王プラザで行われます。どちらも参加したいといった方には、もし午前中の学校主催 の渋谷公会堂セレモニーから25回30周年二次会まででると、とてつもなく長い一日になります。覚悟 の上参加下さい。でも、我等25回には究極の目標があります。そうです渡辺は22周年の時から言 い続けています「全員集合」。 今回の30周年はこのパーティーだけではありません。ネット上のコミュニケーション充実のため、ホームページ作成 とメイリングリストの設定を行いました。朝陽同窓会のホームページwww.chouyou.netを見ていただくと我 等25回もリンクしています。是非ご覧あれ。www.chouyou25.jpそこにメイリングリストの案内もあり、こち らは58名が登録しています。勿論最終的には全員登録を目指しています。 それとこれが今回の目玉のCD製作です。これまで22周年25周年と、同期会をする毎に名簿兼 記念冊子を作ってきました。これは他の代の方々と同じです。ところが、我等25回はもう冊子で は飽きたらず、遂に記念CDを作ってしまう事になりました。従来通りの名簿、先生方、卒業生の コメント、クラブ活動、学園祭、修学旅行、等々の思い出は言うまでもなく、業間体操の動画もあり、更に 今回の目玉中の目玉は写真、それも当日参加した方は一人ずつ写ってもらいます。だからこそ一 人でも多くの仲間に集まってもらいたいのです。 そのほかにもオプションで塩見合宿、簾立て、花見、等々目白押しです。何処まで気力・体力が続く かどうかちょっと疑問です。でも毎度おなじみの一言、「一生懸命やればやった分だけ達成感を 味わえる、だから誰よりも一番俺が達成感を味わう」。
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あの事故のこと
  

        さて、渡辺というとどうしてもあのことを書かないと…、もう5年前の事になりました。厳冬
      の富士山で滑落事故を起こし、半年間入院して、そのうち3ヶ月は全くの寝たきりでした。よく
      生き返った、よくここまで復活できた、と誰からもよく言われるけれど…。それは生まれ持った
      運の強さと、丈夫な体と、復活しようとする強い意志がその理由であることは間違いないところ
      ですが、それに加え高校時代の仲間の後押しがあったから奇跡が起きたと本人は信じています。
        事故の少し前に新宿高校卒業25年記念のイベントを企画して、幹事を集め忘年会兼キックオフミーティング
      を実施したばかりで、事故は12月29日でした。(本人記憶喪失だったので、以下は人からの話)な
      んとか生きている状態で病院に運び込まれ、翌30日の新聞に載りました。「渡辺重体」このニュースを
      見た同期の何人かは、電話をかけ合い、結局その日は代表の斎藤成(C組)が山梨の病院まで駆け
      つけてくれたのでした。病院には妻と母と斎藤が集まりました。年末の30日に山梨まで駆けつけ
      るとは、兄弟か親戚かと思われ、担当の医師から病状の説明を受けた斎藤の話は、もう何遍も聞
      いていますが、いつ聞いても圧巻です。と同時に今の自分の復活ぶりが信じられません。実は、そ
      の後も心筋梗塞で2回倒れ、計3回死にかかっています。入院日数もトータル400日にもなりました。本
      当に今普通に生きているのが不思議なくらいです。
        今私はこう思っています。渡辺が新宿高校に寄せる熱き思いが、逆に友達の新宿高校に対する 
      気持ちをもりたて、「渡辺を失うことは、我々の新宿高校を失うこと。」くらいに思ってくれた友達
      の思いのおかげで復活できた。今度は卒業30周年です。自分にとって、新宿高校とりわけ同窓会
      いや同期のことは、何を置いても最優先が前提です。そのつもりで、今度こそ最後までこのイベント
      を盛り上げるつもりです。今命あるのもそのおかげですから。