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幹事のひとこと

G組 木多(石井)浩子

      石井がなぜ幹事なんぞを引き受ける羽目になったか、高校時代の私を知っている人は???・・
    私にもわかりません。なにしろ現役時代は、クラスの教室から半分はみ出したような存在でしたか
    ら。
    昨年の四月、幹事長の渡辺氏から突然FAXを頂「坂倉君からの推薦」でG組幹事を引き継いでも
    らえないか、との話でした。みんなに断られた最後が私。断る理由もなくなにげなく「はい!」と
    返事をしてしまい、今日に至っています。
      とにかく皆さんはすごい! これだけのことをただ「新宿高校」という気持ちだけで自分の時間を
    使い、知恵を使い企画したみんなに拍手です。(私は役立たずで見ているだけでした)
      幹事を引き受けてから昔の写真や資料を集め始めて、改めて自分が新宿高校の3年間にいかに多
    くのことを仲間や先生方からもらったかを思い返しました。私の30年間の価値観はここから変わっ
    てないかもしれない。吉江先生の美術準備室、授業の合間に通った日活名画座、青蛾・らんぶる・
    ぼろん亭・第三海賊・DIG・DUG、新宿御苑へつながる壁の穴、警察にも調べられた旧校舎、図書準
    備室、戦車を止める相模原、ハンストや集会をしたピロティー、バスケットをした体育館、数え上
    げたらきりがなく、その場所一つ一つに仲間や先生の顔が浮かびます。もしかしたら半分はみだし
    の私が幹事を引き受けたのは、そのお礼? などと考えながらみんなに感謝です。
      私事ですが、2月の終わりに姉を突然亡くしました。昨日まで元気だった存在がかき消すように
    いなくなってしまいました。かなりの仲良しでしたからいまだ立ち直れていません。この30年で
    亡くなった仲間や先生に改めて想いを馳せました。前中先生とは大人になって話したいことが山ほ
    どあったのに。
    会いたい人には「又いつか」ではなく「いますぐに」ですね。同窓会がそのきっかけになれば。