週┃刊┃ 第05号 ━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ○○■○○○○○■■○○○○○○○■○○○○ 2003.8.20発行 ┃ ■■■■■○○■○○○○■■■■■■■■■■ ┃ ○■○■○○■○○○○○■○■○■■■■○■ ┃ ■■■■■○■■■■○○○○■○○○■○○○ ┃ ○○■○○○■○■○○○○■■○■■■■■○ ┃ ■■■■■○■○■○○○■○■○■○○○■○ ┃ ○■■■○○■○■○○○○○■○■■■■■○ ┃ ■○■○■○■○■○○○○○■○■○○○■○ ┃ ○○■○○■○○■○○○○○■○■■■■■○ http://www.chouyou25.jp/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■           特集・「塩見合宿」 □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ 【館山寮から】 塩見合宿 渡辺 康隆 @25D36  ここ何年かは、お盆休みには塩見に行ってます。特に決まりではないけれど、特定のメンバーの間では必須となってます。でも今年は25回生卒業30周年記念の正式行事として「塩見合宿」が挙行されたのでした。とは言え、集まったのはいつものメンバーにE東島が加わっただけ、極めてこぢんまりした合宿になりました。  おりしも千葉方面はあいにくの大雨。集合日の15日は道路もJRも寸断され、良くもまあ集まった、と感心することしきりだけど、これこそ渡辺がよく言う「仕事は手抜きしても、同窓会は手抜きしない」。最善(唯一)の手段を駆使して、皆塩見まで辿り着いたのでした。参加メンバーはA久保田、B久木元、C斎藤、粟屋、土橋、D渡辺、E東島、F裕太の8名です。  雨の塩見こそ何もすることがない。こんなこと、ちょっと考えれば誰でも明白で、随分ドタキャンの卒業生もいたみたいけど、我々と同様「何しに行く」よりも「行くことこそ重要」の卒業生仲間も結構多かったことで、また気分を少し良くしました。でもやっぱり、何もすることがない。今年の合宿の第1目標であったフォークダンスも、「男女同数のメンバーが揃う以前に天気で出来ない」と負け惜しみが言える結果となってしまいました。  さて、また宿題を残しました。結局出来なかったフォークダンスと、来年予定の50歳記念の遠泳、それに加えて、雨の塩見の過ごし方です。勿論来年も実施予定です。たくさんの参加を心からお待ちしています。 それと、これはせっぱ詰まった問題です。我々の頃は出来たばかりだった塩見寮も、30年以上経つとそこらじゅう傷んできます。更に当時と違って男女同数となった現在、部屋割があまりに実態に合わず、どうしても改築が必要です。学校からは同窓会、PTAへ費用捻出のための寄付要請が来ています。「寄付を要請するなら、その変わりOBでも使い易い運営をしろ」と言いたいのはやまやまだけど、それはそれとして、まずは寄付に協力をお願いする次第です。我々にとって、塩見の経験は新宿高校の幾つもある思い出の中でも、一つの柱です。後輩達にも、この思い出を共有してもらいます。それが上から下まで脈々と続く伝統と言う物なんでしょう。そのための寄付です。具体的な募金方法等は後々決めるとして、今回はまずご協力の依頼まで、とさせてもらいます。よろしくお願いします。 C組・粟屋 光弘 私にとって今年の塩見は特別なeventであった。というのも、去年は愛犬を連れて朝早く出たものの突然のアクシデントにより、上総湊でUターンせざるを得なかったからである。 しかしながら、塩見へ出発の朝、日曜日まで雨という天気予報を聞いてまず愛犬を連れていくことを断念した。次に、奇しくも上総湊の手前で道が寸断され余儀なく山道を迂回させられた時、私の脳裏には去年の悪夢がよぎった。 それでも運を信じて自ら鼓舞して館山に向かい無事寮に到着したところ、すでに到着した面々に素面の様相はなく、なぜか30分飲むのは待てと言われる始末。 理由もわからず荷物を部屋に上げ皆の話に加わっていると、今から館山駅に渡辺を迎えに行ってくれと言われ、お預けを喰った意味が判った。 こうしてアッシー君を勤めて帰ってきた私に課せられた次の課題は、数学問題を解くという試練。 こちらは難なくこなし(よかった〜・・)、やっと皆と同じくへべれけになれた。 …と、書くと、なんか犠牲者のようだけど、本人は結構愉しんだからご安心。 鯨も美味しかったし、数学問題も久しぶりにおもしろかった。 また、自転車講義も聞けたし… 来年も行くから、もっと難題を用意しておいて下さい。 犬も連れて行くぞ〜 B組 久木元喜昭 斎藤君に合宿のコメントは宿題!と仰せつかったのだが・・ さあ困った。 あの連日連夜の豪雨、塩見寮到着2時間後の昼には幹線道路は土砂崩れで通行止め、JR外房・内房線は運休、まさに陸の孤島と化した塩見であった。よくぞそんな悪天候の中、東京からわざわざ出かけたものだ。あの天気図を見れば、普通なら合宿はキャンセルだろうに。散々な目にあいながらも皆、合宿に参加した次第。バカみたいにえらい。 そんな塩見合宿のコメント・・あるわけがない。 実は、参加できなかった皆さんがとっても残念がり、悔しがり、「来年は是非塩見合宿に参加したい」と思われるような羨ましい内容を書きたかったのだが,今回だけはそれだけの魅力ある題材が無い。まったくのお手上げ状態である。そんな中に2泊3日もしたのだ。 さらに追い討ちをかけるように困ったのが、子供の夏休みの宿題! そうあの夏休みと言えば恒例の「夏休み楽しかった作文」だ。 今年は仕事の都合上、他に遊びの予定が立てられなかったため、今回の旅行が唯一の題材だったのに・・トホホ。 確か今回は、いつになくグレードが高いはずの合宿だったのだが。 予定では、真夏の太陽の下でヨットに乗りながら真っ黒に日焼けし、岩場で潜ってはサザエを食べきれないほど採ったはず。 夜は花火で遊び、海蛍の青い幻想的な光を目に焼き付け、火星観察をし、思う存分塩見の海を楽しむはずだったのだが・・。 あの連日の台風のような大雨のため、まるで通りすがりの塩見寮で雨宿りしていたかのような、子供だけでなく大人もちょっとそんな気がしていた。 原稿用紙3枚分の子供の作文、これはかなり無理があるに違いないのだが、なにかで膨らませて書くしかなさそうだ。 そんな状況でも楽しかったことと言えば。ただひたすら飲んだ酒! 宴会! 朝からか昼からか何しろ飲んだ。最近こんなに飲んだことは無い。祭りのときでもこんなには飲まないだろうと言うぐらい飲んだ。恐らく致死量のアルコールを一日かけて飲んだと思う。1日中何らかのアルコールを片手に持ち,雨空を見上げていたかな。 ただ1時間だけ潮溜まりで貝拾い。塩茹でにして皆で鍋を突っついたこと。これはうまかったが、口の中は砂でジャリジャリ。でもやっと出来た海での遊び、贅沢は言ってられなかった。これが唯一大急ぎで遊んだつかの間の塩見の海だった・・かな。 次回の遊びの宿題は沢山あるが、来年の塩見合宿は子供には見捨てられていると思う。 雨の「塩見合宿」考 C組・斎藤 成 人がモノを考える時とはどんな時だろうか?当然、何かを企画したり、行動する時である。しかし、時間に余裕ができた時や失敗しそうな時にも考えさせられるものである。松下幸之助は不況の時に発明・開発がなされるとも言っている。 そんな大袈裟なことは、さておいて15日〜17日の合宿は「ただただ雨なのである。」台風でもない、集中豪雨でもないが、3日間ただただ降り続いた。伊豆・房総方面は交通機関が寸断され、お盆休みも観光も封じ込められてしまった。観光業者も、JRも地元関係者もなす術がなかった。関東近辺の観光地全滅は経済効果も最悪だったのではないか。我々25回生9名も然り、まさに何もすることがないのである。 欧米では長期バカンスが恒例のようだが、日本においては貴重な「休み」なのである。それがあーぁ。 全てが幻となった「フォークダンス大会」、6万年に1回の「火星大接近ウォッチング」、「サザエのバーベキューパーティー」、久保田・久木元君の「水中撮影大会」、東島君の「ヨットクルージング」、そして渡辺君の「木更津からの自転車行」、…やはり雨は悔やまれる。 口惜しいが、ここでは雨の塩見を考える。 『雨天中止』はスポーツにはつきものだ。自然には逆らえないものと割り切るしかないが、雨といえば今夏の甲子園で駒大岩見沢高校の8対0が雨天でノーゲーム、翌日の再試合で敗退は可哀想であった。勝てば甲子園初勝利だっただけに…。 雨を題材とした歌謡曲も多いが映画も多い。最後のクロサワ映画となった「雨あがる」(寺尾聡主演)も川止めになった宿場での人間模様が展開された。 さて塩見合宿である。 何故、お盆の塩見なのか? 時期が悪くて参加できないというご意見も戴いた。 ご存知とは思うが、その条件を列記すると---- ・塩見は新宿高校が持つ唯一の校外施設であること ・卒業生全員が1年の夏に参加した臨海学校施設であること ・高校の臨海学校が終わり、卒業生が使える期間はこの1週間しかない ・塩見臨海学校と塩見寮は水泳部OBの献身的な協力によって成り立っており、我が幹事の水泳部・久保田君の思い入れが強いこと ・そして、なにより裕太君(今年は管理人ではなかったが)の存在が大きい 今回はキャンセルもあったようだが、この3日間50〜70名のOB,OGが参加された(我々より先輩のグループが参加されていることは心強い)。ただ塩見は若いOBたちで賑わうのが本来の姿かも知れないし、子供たちのはしゃぎ声がなければつまらない。50回生の野球部員たち、閉寮の手伝いに来てくれた52回生の水泳部員たちから見れば、我ら中年25回生グループは異様に写ったのではないだろうか? 小生にとってもやや辛かった。2年連続で連れていった中2の愚息も流石におかんむり、感想は「雨だし、大人ばっかりで窮屈だったよ…」、さて来年はどうなることか? ただ、親父が解けなかった数学の宿題2問を久保田・土橋・粟屋三氏の最強家庭教師によって解いてもらえてホッ(久木元君、曰く「天才・粟屋君の相似の教え方は良く分かった」とのこと)。粟屋君には高校時代に数UBの問題を解いてもらったことがあり、何と親子で教えてもらったことになる。感謝! いずれにせよ、やり残したことがあるということは、次回に託する宿題ができたということか。 イベントとなると、来年は50歳記念遠泳・フォークダンス(女性陣の参加が必須)・もしかすると縄跳び大会…、今回時間を持て余した最大の理由は"雨対策"を考えなかった事だろう。 そうなると「来年の今月今夜…」、ムムッ、2004年の暦は14日(土)、15日(日)か翌週? となるとやや休みが取りにくいが、いい企画が生まれることを望みたい。 最悪、2年続きの雨の塩見であるから、来年は雨でも楽しめる方策も準備する必要がある! それならば昔、食堂の椅子・机を片付けてやったように夕食後の企画(ゲーム、カラオケ、スイカ割り、高校生クイズのようなもの…そして全員で『六中健児の歌』の合唱で〆る)を用意し、年齢を超えて参加者全員が楽しめるものにしないと「大家族主義・新宿」の名に恥じる。 →そうなると、事前に参加される他のグループにも声は掛けておかないと25回だけでやっては顰蹙を買う(いや、そんな呼びかけをするだけでブーイングか、 下手な考え休むに似たり!)。 バックナンバーをご覧になられたい方は、 http://www.chouyou25.jp/shukan-shinjuku/ より、見ることができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、また来週! 感想などは、 henshu@chouyou25.jp 迄お送り下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎◎◎◎◎ 「週刊新宿」(毎週一回発行予定) ◎◎◎◎◎ 発行元:朝陽同窓会新25回同期会 ◎◎◎◎◎ 発行人:25回代表幹事 渡辺康隆 ◎◎◎◎◎ 編集長:斎藤 成 ◎◎◎◎◎ 編集:斎藤 成、渡辺 康隆 ◎◎◎◎◎ 編集技術:土橋 英三 ◎◎◎◎◎ WebSite:http://www.chouyou25.jp/ ◎◎◎◎◎ お問い合わせ:henshu@chouyou25.jp ◎◎◎◎◎ (C)2003 Chouyou25 All Rights Reserved 無断転載禁止 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━