週┃刊┃ 第06号 ━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ○○■○○○○○■■○○○○○○○■○○○○ 2003.8.27発行 ┃ ■■■■■○○■○○○○■■■■■■■■■■ ┃ ○■○■○○■○○○○○■○■○■■■■○■ ┃ ■■■■■○■■■■○○○○■○○○■○○○ ┃ ○○■○○○■○■○○○○■■○■■■■■○ ┃ ■■■■■○■○■○○○■○■○■○○○■○ ┃ ○■■■○○■○■○○○○○■○■■■■■○ ┃ ■○■○■○■○■○○○○○■○■○○○■○ ┃ ○○■○○■○○■○○○○○■○■■■■■○ http://www.chouyou25.jp/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■           ニ ュ ー ス □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ 川又君が不登校や引きこもりの支援NPOを設立へ NPO法人北陸青少年自立援助センター(川又直理事長)は、不登校や引きこもりの若者の自立を支援する総合コミュニティーセンター「北陸(くるが)の郷(さと)」を富山県大沢野町に建設する準備を進めている。働く場を提供して社会的自立を促すとともに、障害者や高齢者との交流も図るのが目的である。 理事長の川又さんは大沢野町にある自宅で不登校や引きこもりの青少年の共同生活寮「PEACEFUL HOUSEはぐれ雲」を主宰。昭和62年開設以来、悩んでいる青少年たちと生活している。……(北日本新聞7月29日号) 以上は、皆さんご存じのC組・川又君の活動を紹介している新聞記事の一節である(写真2点入って5段抜き半ページ扱い)。彼の活動は新宿高校の同窓・先生方に広く知られている所であり、テレビ朝日でも3年前に鳥越キャスターの番組で15分間の特集が組まれ全国放映された。7年前には実名で乃南アサ『ドラマチック・チルドレン』(読売新聞社刊、現在は新潮文庫)によって描かれている。現在も20名の若者と共同生活を送っている。 その川又君が今、NPO法人としてここで不登校児や引きこもりに加え、障害者・高齢者という「社会的弱者」を支援する形で立ち上げる。計画によると、敷地面積3.300坪、延べ床面積400坪の@大衆食堂・デイケアハウスA生活研修棟B作業所(授産施設)の3棟のセンターから成り、地域の人たちと支えあって運営していくという。 第1期工事費には7,800万円を予定(内訳は発起人で1,500万円、県や国金からの借り入れ、そして友人らによる「米の交流基金」で2,000万円を目論む)。 「こうした施設を民間で運営するというのは全国でも例がない」という。 紙面の都合上、詳細は記載しきれないが、「はぐれ雲」の様子は乃南アサ・著『ドラマチック・チルドレン』(新潮文庫)に紹介されているので、お読み願いたい。 カンパは、郵便振替で「 00790‐7‐20473 北陸青少年自立援助センター」まで。 また、川又君の農場では毎年、無農薬・マガモ農法・自然乾燥のコシヒカリを仲間に頒けてくれている(もうすぐ新米出荷!)。5キロ3,350円、10キロ6.650円。 他に低農薬コシヒカリは10キロ5,150円、30キロ13.800円。(いずれも送料・消費税込み) ここのお米は富山県でも有数の米どころでとてもおいしいお米と評判。是非、一度お試しになっては?(野菜も頒布もある) メールアドレス farmfirm@tateyama.or.jp 電話076‐467-0969 ※次号で川又君自身から活動の背景や考え方等を語ってもらいたいと思います。 □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■           コ ラ ム □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ 【ピロティーから】 旅の楽しみ B組 相川玲子 8月も末になってようやく一応「夏らしい日」が続き、仕事場から見える京王プラザのプールで泳ぐ人が羨ましいと思える今日このごろ。せっかくの塩見合宿は、雨で散々だったようですが、とりあえず皆さんご無事で何よりでした。幹事さんが宣伝を忘れているようですが、HPに土橋君の写真入りレポートが掲載されています。皆さんの手持ち無沙汰な様子がよく分かります。せっかくの旅行ですから天気が良い方がいいに決まってますが、自然の力には逆らえませんので、雨なら雨なりの楽しみを見つけるしかないですね。でも呑んだくれた大人達はともかく、お子さん達にはちょっと酷だったのかも知れません。塩見でなくても今年は台風や大雨や地震、海外でもヨーロッパの酷暑など地球が壊れてしまうのではと危惧したくなるようなニュースが多く、せっかくの夏休みが台無し!だった方もいらっしゃいますでしょう。ただ、冷夏のせいで首都圏で心配されていた電力不足は回避されたようですので、なぜ電気が足りなくなってしまうのか?なぜ異常気象になったのか?という問題を考えなければ、NYの停電のような騒ぎにならなかった点だけは冷夏で良かったのかも知れません。 一人で暮らしているのをいいことに、夏や冬にまとまって休める時には結構旅行に出かけています。以前は友人と日程と行きたい所を調整して出かけていましたが、だんだんと面倒になり、今ではほとんどが一人旅です。と、言っても「一人ご飯」はさみしいもの。でも日本語の通じる国内でパック旅行に申し込む気にはなかなかなれず、国内はたまーに家族や友人とブラブラ旅行に出かけるくらいで、海外のパック旅行に一人参加と言うのが定番になっています。 今とは違い、大学の卒業旅行なんてお金持ちが行く時代でしたよねぇ。私が初めて海外に出かけたのは今から25年くらい前になりますが、社会人になってからでした。パリに留学している友人夫婦を訪ねての旅行でしたが、何と両親が成田まで見送りに来るという大騒ぎでした。こんな所で購入して大丈夫?と思うくらいのボロビルに入っていたHIS(大会社になりました!)で購入した格安航空券がダブルブッキングで、「初めての海外」にいきなりビジネスクラスで行けたのは超ラッキーだったかもしれません。国内でもほとんど飛行機には乗ったことが無く、非常に緊張していたのでそれを楽しむ余裕もなく、アンカレッジで足の見えるトイレにビクビクしながら寄っただけで、何と機内ではトイレにも行かず、映画も見ず、それこそしゃちほこばってじーっと乗っていました。フランス人スチュワーデス(今は客室乗務員と言わなければいけない?)さんに飲み物などを頼んでくれた隣のビジネスマンが降り際に「友達がちゃんと迎えに来てるのね。」と心配して何度も念を押したくらいコチコチ状態だったようです。そんな騒ぎで出かけたパリ、実は会社に無理を言って、3週間の休みを取って出かけたのでした。今では考えられない暴挙です。当時はこんなに長く一人で旅行が続けられるとは思っておらず、滅多に無いチャンスなので、辞めてもいいんです覚悟で休みを取ったのですから、若さとは恐ろしいものです。 友人は学生ですし、こちらも貧乏旅行ですから手提げバック一つに荷物を押し込んで、駅前のツーリストインフォメーションでその日の宿を決めていくつかの国を回りました。友人はフランス語は堪能ですが、英語はまぁまぁ。私は母国語以外は至って不自由。ですからフランス語の使えない所では二人で四苦八苦しましたが、言葉は通じなくても何とかなる物だと初めての旅行で変な確信を持ったのが、それ以後も語学に専心しなかった大きな原因かも知れません。ドイツ語しか通じないドイツの田舎でお店から出てきた人にここはおいしいか?と聞いてちゃんと食事をしましたし、友人宅が狭かったため、パリ下町の星など付かない、日本人が泊まったことあるの?というようなホテルにも一人で宿泊しましたが、ニッコリ笑って「行ってきまーす」「ただいまー」で済ませましたし・・・ 「初めての海外」それはもうカルチャーショックの連続で、毎日楽しくて仕方ありませんでした。以後もう一度、留学中の友人を訪ねて渡欧しましたが、彼女が帰国してしまうと、一人では行けない、でも鮮烈な?海外デビューのせいでなかなかパック旅行には参加する気にはなれませんでした。 それでも飛び飛びに友人と国内・海外と旅行をはしていましたが、ある年、仕事で行き詰まったせいか、どうしても野生の動物が見たくなりました。「精神状態大丈夫?」とか「動物園に行けばいいのに」などという周囲の声もありましたが、その思いは捨て切れず、同行希望者がいないのも、黄熱病の予防接種が必要なのも物ともせず、ケニアに行く!と決めたのでした。ツアーではありましたが、参加者4名。添乗員も付かないツアーだったので、皆で助け合い、仲よく楽しんできました。最近は野生動物のTV番組も多いのですが、やはりチータがガゼルをハンティングする弱肉強食の様子や優雅に歩くキリンを目の前で見るのは迫力が違います。子供がいたら是非連れて来てホントの動物の姿を見せたいなと思ったものでした。 それ以後はツアーに一人で参加することに全く抵抗が無くなり、自分のスケジュールに合わせて、行きたい所に行くようになりました。最近はツアーメニューも大変豊富で、とんでもない所へ行くツアーも多く、休みが限られている社会人にとって、勝手が分からない、言葉が分からない所を効率よく回るには結構便利だと思っています。参加する人も様々ですが、学校関係者が多いのには驚きます。また、私のような一人参加者も毎回必ず何人かいて、気が合えばフリータイムに一緒に行動することもあります。 高だか1週間から10日くらいの旅行で、その国のことをとやかく言うことは出来ませんし、3年間の関西勤務で神戸に暮らし、旅行で行くのと暮らすのでは全然違うということは良く分かっていますが、それでも実際にその場に足を踏み入れただけ「百聞は一見にしかず」を実感し、何かしらのカルチャーショックが必ずあります。 外見は教会なのに壁がイスラム模様だったり、イスラム寺院なのにキリストの絵が描かれていてまた塗り隠されていたりとか、独立したバルト3国やスロベニア・クロアチアの自国や国旗・国歌・言語に対する誇り高さを感じる時に、ずーーーーっと昔から続く、宗教や民族の抱える問題の深さを考えさせられてしまいます。正直言って、島国の日本人にはなかなか理解し難い問題もたくさんあるような気もします。それぞれ歴史を持った国や民族が自己の正当性のみを主張するだけでなく、相手のことも理解しようと思えば、世の中もう少し平和になると思うのですが、出発点も思想構造も全く異なっているもの同士では、簡単なことではありませんね。ただ、どの国にも残る戦いの傷跡を見るたびに、いつになったら人間は賢くなれるのだろうと考えてしまいます。インドで目覚めてお坊さんになってしまわれた方もいらっしゃるし、お仕事ですごい所に行かれる兵(つわもの)はたくさんいらっしゃるでしょうから、遊びでちょこっと出かけている私の経験など赤子のようなものでしょうが、安心して出かけられる世界になる事を祈るのみです。 今年の夏は遅い夏休みを9月の下旬にちょっとだけ取って、中国に出かけます。9月からビザも無くなったのにまだSARSの影響か、希望のツアーが軒並み催行されず、一人中華はちょっとさみしいのですが、ついに一人で出かけることにしてしまいました。今、好き勝手にこんなキリギリスの生活をしていると、皆さんが子供さんから手が離れ、ご夫婦で旅行を楽しまれるころ、私は何をしているのだろうと、暗澹たる気持ちになる事が無いではありませんが、あしたは明日の風が吹くで、行ける時に行ってしまおうと思っています。さてさて、どんな珍道中になるか、いつか機会があればご報告致します。 バックナンバーをご覧になられたい方は、 http://www.chouyou25.jp/shukan-shinjuku/ より、見ることができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、また来週! 感想などは、 henshu@chouyou25.jp 迄お送り下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎◎◎◎◎ 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