週┃刊┃ 第9号 ━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ○○■○○○○○■■○○○○○○○■○○○○ 2003.9.17発行 ┃ ■■■■■○○■○○○○■■■■■■■■■■ ┃ ○■○■○○■○○○○○■○■○■■■■○■ ┃ ■■■■■○■■■■○○○○■○○○■○○○ ┃ ○○■○○○■○■○○○○■■○■■■■■○ ┃ ■■■■■○■○■○○○■○■○■○○○■○ ┃ ○■■■○○■○■○○○○○■○■■■■■○ ┃ ■○■○■○■○■○○○○○■○■○○○■○ ┃ ○○■○○■○○■○○○○○■○■■■■■○ http://www.chouyou25.jp/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■            ニ ュ ー ス □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ ◆朝陽バラ会が新宿高校「朝陽祭(学園祭)」にバラ展で参加 9月27.28日 朝陽会館で ご存知の方も多いと存じますが、校舎の周りには朝陽バラ会(藤野与志隆会長・旧20回)の皆さんの努力によって、多くのバラが綺麗に咲き誇ってくれています。 バラ会は毎年恒例の新宿高校朝陽祭(27,28の両日)に出展されますので、観賞にいらっしゃっては如何ですか?会場は朝陽会館です。 25回では打越優子さんが頑張っていて、10数名が会員になっています。バラ会の紹介は打越さんに行って欲しいのですが、MLに加入されていないので簡単な紹介に留めます。現在、新校舎の工事が始まり、花壇のバラは一時移植し、新しい本格的な花壇ができるまで管理していくようです。 移植株の手入れは10月11日(土)、11月13日(土)、22日(土)いずれも午前10時〜12時までです。お時間のある方はお手伝いにいかれては如何でしょうか? 新宿高校朝陽同窓会のホームページでもバラ会の紹介がされています。なおバラ会の会費は年2、000円です。 先輩たちの期待(HPから転載) 朝陽バラ会は母校の後輩たちにバラの素晴らしい魅力を味わってもらいたいと、先輩たちが作ったバラ花壇を運営し、手入れをしていくために生まれた学校関係者のバラ会です。バラのある高校は全国でも珍しい存在で、学校のシンボルとして有名になっています。 バラ園の存在が生徒の目立たぬ情操の向上に役立ち、先輩たちが願っておられたように、後輩たちに夢と希望を与え、平和と環境を考える優しい心を持つ人たちが育つことを確信しています。バラ花壇は、校門、玄関前、朝陽会館の周囲、プールの前など5カ所です。改築後の新校舎にも新しい場所にバラ花壇が残るよう強く望んでいます。 ■吉江先生美術展鑑賞会に行ってきました  H組・高原昭典 上野東京都美術館で開催されている主体展で吉江先生の作品が展示されており、14日に有志で鑑賞してきました。もっとも作品の鑑賞よりは吉江先生のご尊顔を拝することの方が主目的ではありましたが。 動物園帰りの家族らの流れに逆らって美術館に到着すると、そこには長蛇の列が!まさか吉江作品がそれほどの人気なのかと一瞬勘違いするが、トルコ三大文明展というのをやっているためらしい。結構人気のようです。 さて主体展の方はまずまずの入りで、じっくり落ち着いて絵を鑑賞することができます。何号と呼ぶのかは分からないがけっこう大ぶりの作品が多い中、吉江先生の作品はやや控えめの大きさで入ってすぐの右手にありました。 題名は「白の風景」です、たぶん。もしかしたら「白い風景」だったかもしれません。 先生の作品をご覧になったことのある方はご存じと思いますが、具体的に何が書いてあるとは言えないシュールな絵です。 鑑賞会メンバーが揃った所で先生にお声を掛け、作品の前で写真撮影をしました。 代表幹事渡辺君が「白の風景と言うことですが、これが隣の家で、これが通りの車とか、そういうのはあるのですか?」と素朴ながらなかなか的確な質問をしてくれました。 すると吉江先生は「そんなもんあるわけないだろう」とあっさり答え、わたしも安心しました。そんなもんあったらただの下手な絵にすぎません。 アクリル板を白く塗り、偶然出会ったと言うチョークで色が付けられた作品ですが、「ちょっとうるさすぎた、ここら辺は余計だな」とご自分の作品を手でゴシゴシと修整されるあたりはさすが巨匠という感じです。 先生は今年で84歳になられるそうですが、顔色も良く姿勢体格も昔のままです。 残念ながら一緒にお酒を飲むことはできませんでしたが、「君たちももう50だろ、大変な世の中になってきた、これからが大変だぞ。オレは20世紀に生きて、戦争・高度経済成長+バブル・今のヒドイ不況と全部経験した。」と逆に励まされてお別れしました。次回35周年の時は、先生は米寿のお祝いになります。 主体展については   http://www.shutaiten.com/top.html を見てください。 □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■           コ  ラ  ム □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ 【寺院から】 ●お彼岸の話    F組  三木 悟(真宗大谷派 高明寺住職) 編集長の斉藤くんからメールをいただいた。『週刊新宿』にぜひ原稿をということだ。 メールでお説法などいかが?という依頼だが、とても人様にお説法(お説教)などできる人間じゃないので、そりゃあ無理だ。昔から坊主の説教といえば聞きたくもない話の代表に決まってる。というのはおそらく間違いで、こういう時代だからこそ、本当は心に届く宗教にかかわる者の言葉を聞きたいと、多くの人が思っているのではなかろうか? それに、送ってくれた『週刊新宿』に川又くんの活動が紹介されていて、川又くん自身の文章も読ませてもらった。高校時代にはほとんど接触がなかったが、心うごかされるものがあった。ぼくのお坊さん仲間にも似たような活動をしている人(女性)がいる。お寺がある人ではないので、場所を借りて「庵」を結び、世間にうまく適応できない人たちを受けいれているのだが、色々な人が集まってきて、次第に自分のプライベートの時間もなくなり、本人自身が疲れ切ってしまうというようなこともあるらしい。思いつきだけではとてもできることではないだろう。勇気が必要だし、継続するには大変な苦労がともなうに違いない。何か手伝えることがあればと思っても、せいぜい些少の寄付をさせてもらう程度のことしか、ぼくなどにはできない。 ただ自分は自分なりに、できることをしなければ申し訳のない気がする。 そんなわけで、とてもお説法などできる器ではないが、自分が聞かせてもらって「いいなあ」と感じた話を紹介するくらいならできそうだ。宗教の話は好きな人も嫌いな人もいるし、宗派や信仰のちがいもあってデリケートだが、できるだけ「臭く」ならないようにして、ちょっと画面を拝借。 パーラミター(彼の岸へ到る) まずは豆知識から。 九月はお彼岸の月です。みんな知っているように、これは仏教行事。正式には彼岸会(ひがんえ)といいますが、春の彼岸会と秋の彼岸会と年に二回あります。春は春分の日、秋は秋分の日を「お中日(ちゅうにち)」として前に三日、後に三日の合わせて七日間をいいます。 日本国には「国民の祝日に関する法律」というのがあるそうで、その条文には、 「春分の日  自然をたたえ、生物をいつくしむ」 「秋分の日  祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」 と書いてあるんだそうです。へえ〜、そうだったのかあ…… お彼岸というと、ぼくなどにはすぐ「おハギ」が頭にうかびます。ところが「おハギ」は秋のお彼岸に食べるもの、春のお彼岸に食べるのは「ぼた餅」だそうで、どう違うのかというと同じアンコロ餅なのだけど、呼びかたが違う。おハギは「萩の餅」で、秋の七草に数えられるように萩は秋の草。それで秋のお彼岸にいただく時は「お萩」という。ぼた餅の方は「牡丹(ぼたん)餅」で、牡丹は春から夏にかけての花とみる。それで春のお彼岸にいただくのは「ぼた餅」。どっちでもいいんでしょうが、そんな呼び方のこだわりにも、日本人の季節感が匂ってなにやらゆかしく思われます。 この「お彼岸」の行事は中国にもインドにもないそうで、日本独特のものだそうです。それは日本が四季をもつ国だということ、日本人が本来は季節を豊かに感覚する民族だったということとも関係しているような気がします。 「彼岸」という以上は仏教用語ですから、起源はインドにあるはずです。 サンスクリット語で「パーラ」というのが彼岸。煩悩に動かされ、縛られながらぼくたちが生きているこちら側を此岸(しがん)、迷いの川を越えた悟りのあちら側を彼岸と呼ぶのは、インド仏教からの言い方です。(たぶん)みんながよく知っている『般若心経(はんにゃ・しんぎょう)』というお経は正式には『般若波羅蜜多心経(はんにゃ・はらみた・しんぎょう)』というのですが、般若は「プラジュニャ〜」の音訳で「真実の智慧」、波羅蜜多は「パーラミター」でパーラは今紹介したように彼岸のことですがパーラミターと熟語になって「彼岸に到ること」という意味になります。「心」は心髄ですから、「迷いの川を渡り悟りの彼岸に到る真実の智慧の心髄をあらわしたお経」というのが、『般若波羅蜜多心経』の意味です。 このように本来は、迷いを越えた悟りの世界をあらわすのが「彼岸」なのですが、やがて浄土教の発達とともに、私たちが自分で努力して目覚めた境涯ではなく、すでに悟りを開かれた仏さまの世界───つまり「お浄土」をあらわす言葉としても理解されるようになっていきます。 中国浄土教の大成者といわれるのが善導(ぜんどう)というお坊さんです。唐の時代の人ですが、善導さんの教えは中国ではあまり注目されませんでした。同時代にはもっと有名なお坊さんがたくさんいて、善導さんはどこかの田舎坊主ていどにしか見なされなかったようです。 ところがこの善導さんの教えにふれて、これこそ本当の仏教だと感激したのが日本の法然(ほうねん)さんでした。法然さんは日本浄土教の祖ですが、平安から鎌倉にかけての人です。実はこの善導さんがその著作の中で、太陽が真西に沈む春分・秋分の二つの時に、西方の極楽浄土を想い浮かべてみなさいと勧めてくださっているのです。ということは、春と秋に彼岸を想えという善導さんの教えが法然さんを通して日本に伝わり、それが季節を祝う日本人の民族性に結びついて、春秋の彼岸会として定着したのであろうと考えることができるのです。 とすれば、インドの精神と中国の魂が日本の心に融けて、この日本で花開いたのが「彼岸会」という行事なのだと、言えるのかも知れませんね。 こうして機会をいただいて、あらためて「お彼岸」て何だろうと考えてみたのですが、自分でも気がついていなかったことに気がつかせていただきました。やっぱり大事な行事だったのですね。あまり長くなってもいけないので、今回はこの辺にしておきましょう。「極楽浄土はなんで西なんだ」とか、いろいろな疑問も出てくるでしょう。長くなったら何回かに分けてもいいよと編集長が言ってくれているので、もし余りに不評で坊さんの話はもう結構といわれなければ、また寄稿させていただきます。 ------------------------------------------------------------------------------------- 【音楽室から】 ■ライブへのお誘い■ (プチ・オフ会も…) 1H→2〜3F 森 能文 中学〜高校とロック少年時代を真面目に過ごした私は、ロック一般→ブリティッシュロック→ブリティッシュトラッド→どんどん深みにハマる…、という図式で音楽を楽しんできました。 途中まではただ単に一方的に音楽を聴くだけで、楽器と言えば中学時代のレコーダー位しか演奏したことは無かったのですが、何をトチ狂ったか、大学生の時に無謀にもスコットランド高地地方に伝わるバグパイプ(ハイランドパイプといいます)に手を出してしまいました。そして、それ以来、唯一この楽器だけを演奏し続けてかれこれ28年経ちます。 ハイランドパイプというと、例のタータン・キルトの派手な衣装をまとった軍楽隊が大勢で行進する、いわゆる「パイプバンド」の姿を思い浮かべる方が殆どでしょうが、実は私が取り組んでいるのは実はこの楽器本来の音楽であり、15〜18世紀のスコットランドで完成された古典曲とも言える“ピブロック”という楽曲です。 そんな私が、来る10月4日(土)午後3時から、下北沢にある「ヴィレッジ・グリーン」というお店でこの“ピブロック”をとことんお聴かせするプチ・ライブ(正確には生演奏&ビデオ上映)を催します。 日本でこの音楽に真面目に取り組んでいるのは多分私だけという程に、極端にマイナーな音楽なのでお客さんは限りなく少人数と思われます。実際、6月にサロン形式でトーク&ライブをやった時もほんの僅かなお客さんでした。 そこで、せめてもの賑やかしのために(…と言っちゃ何ですが)、1H→2、3Fのクラスメートやその他私を直接ご存知の方々、あるいは、この際“ピブロック”という珍しい音楽を聴いてみたいという奇特な方、はたまた、単にギネスを飲みながらハイランドパイプの強烈な音でしばし脳みそを痺れさせてみたい方などなど…、多くの皆さんのお越しをお待ちしています。何人か集まればライブ終了後は結果的に「25回ML プチ・オフ会」になりますよね。 会場となる「ヴィレッジ・グリーン」は樽詰めのギネスが飲めたりして、一見いま流行りのアイリッシュ・パブ風のお店ですが、その実「ダイニングスポット」と名乗るだけあって、この手のお店としては料理が美味しいのがお勧めです。私は純粋なアマチュアですからライブだからといってチャージを取る訳ではありませんが、「バグパイプのあの甲高い音色はどうも…?」という方はライブ終了を目指してお越し頂いても結構です。終了後も多分夜遅くまでお店に居座って飲み食いしていると思いますので…。 ただし、私の「キルト(例の男性用スカート)からのぞくスネ毛を見てやろう!」などという不純な動機で来られても、ご期待には添えません。私は純粋にスコットランドの音楽が趣味なのであって、コスプレ趣味はありませんので…。 ところで、このお店のオーナーは米山永一さんという私の20数年来の音楽仲間なのですが、実は彼の本業は絵本作家です。それもかなりの売れっ子絵描きさんなので、子育てを経てきた方などはお子さんが小さい時分に、幼児雑誌や絵本、あるいは小学校の音楽教科書の挿絵などで必ず一度は彼の絵を目にしたことがあるはずです。 もう一つ明かせば、我々と同世代(1953年生まれ)である彼は大学在学中の20数年前に、今では日本では珍しく息の長いキャラクターとなった、あの「ひらけポンキッキ」のガチャピン&ムックのキャラをデザインした当人なのです。 そして、本業とは別に趣味のボタンアコーディオンの世界では、これまでに3枚のオリジナルCDを製作する程の腕前を持つだけでなく、ボタンアコーディオンそのものとアコ弾き人形のコレクションについては、この世界では誰もが《日本一》と認める人物です。 当日も同席してくれると思いますので、私のライブ終了後には興が乗れば(私が必ず乗せます!)彼のボタンアコーディオンの素晴らしい演奏を聴かせてもらえるチャンスもあります。 大体、このお店自体、彼自身が好きな時に(人前で)演奏できる場所を持ちたくてオープンしたという、彼にとっては究極の趣味のお店なのですから…。正直言って、私の変てこな音楽よりも彼の演奏の方が万人にお勧めです。 ライブの会場となる「ヴィレッジ・グリーン」は下北沢駅南口徒歩3分、本多劇場のすぐそばにありますが、詳しくは次のURLにある私のホームページの「プチライブのお知らせ」の中に、お店のホームページへのリンクが張ってありますので、そちらをご参照ください。 http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/6929/ では、当日お店でお待ちしています。たとえ一人でもいいから、誰か聴きに来てくれたら嬉しいな〜。 バックナンバーをご覧になられたい方は、 http://www.chouyou25.jp/shukan-shinjuku/ より、見ることができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、また来週! 感想などは、 henshu@chouyou25.jp 迄お送り下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎◎◎◎◎ 「週刊新宿」(毎週一回発行予定) ◎◎◎◎◎ 発行元:朝陽同窓会新25回同期会 ◎◎◎◎◎ 発行人:25回代表幹事 渡辺康隆 ◎◎◎◎◎ 編集長:斎藤 成  ◎◎◎◎◎ 編集:斎藤 成、渡辺 康隆 ◎◎◎◎◎ 編集技術:土橋 英三 ◎◎◎◎◎ WebSite:http://www.chouyou25.jp/ ◎◎◎◎◎ お問い合わせ:henshu@chouyou25.jp ◎◎◎◎◎ (C)2003 Chouyou25 All Rights Reserved 無断転載禁止 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━