週┃刊┃ 第16号 ━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ○○■○○○○○■■○○○○○○○■○○○○ 2003.11.5発行 ┃ ■■■■■○○■○○○○■■■■■■■■■■ ┃ ○■○■○○■○○○○○■○■○■■■■○■ ┃ ■■■■■○■■■■○○○○■○○○■○○○ ┃ ○○■○○○■○■○○○○■■○■■■■■○ ┃ ■■■■■○■○■○○○■○■○■○○○■○ ┃ ○■■■○○■○■○○○○○■○■■■■■○ ┃ ■○■○■○■○■○○○○○■○■○○○■○ ┃ ○○■○○■○○■○○○○○■○■■■■■○ http://www.chouyou25.jp/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■           ニ ュ ー ス + α □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ ■22回・坂本龍一先輩が新宿高校生にメッセージ C組・斎藤 成 先月、本紙でデュアルシステム(来春開校する六郷工科高校の事)について発言し、その後、城南高校で教鞭をとる渡部君から都立高校の改革について詳細なデータを提供願いました。そんな事から、多少東京都の教育改革に興味を持ち始めました。都立高校の改革と同時に都立大学も4つの大学を統合していく----。 その中で驚いたことは、高校の先生は1校に3年しか留まれない(まるで役人の人事異動と同じ)。そして校長先生の権限が非常に大きくなっている様子。職員会議も形骸化しているとか…。 皆さんもご覧になったと存じますが、CDで澤先生ビデオの中で先生が何故新宿に拘って戴いたか? 涙ながらに語られました。先生が結核療養で教壇を離れる時、当時の松村校長は「澤君。ハンコを置いていきなさい」と。→つまり、欠勤扱いにしなかった。凄い校長先生だった訳です。伝統校ならではのすばらしいエピソードだと思います。 筑波大学付属駒場高校の先生もインタビューに答え、永年一つの学校で教える強みを挙げており、私立の強さも先生方が「ここしかない」という意識の違い、サラリーマン先生との違いを述べておりました。 岩波書店の「世界」が短期連載で都立高校の特集を夏から組んでおりました。11月号で連載終了。 その最後の〆が敢えて「都立新宿高校出身」の肩書きを記して、坂本龍一先輩が母校の後輩に託したメッセージで結んであります。  「……いま、世界には暗雲が立ち込めています。君たちの時代である21世紀が、このままテロと戦争と環境破壊の世紀になってしまうのか、あるいは20世紀のゴミを片付け、真に民主的な世界となるかは、君たちの『未来を作る思い』にかかっています。 平和はやってくるものではなく、作るものだからです。どうか現実から目をそむけることなく、しぶとく生き抜いて下さい。……」(「世界」11月号から転載) □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■            連  載   V □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ ◆中高年の再就職事情考察   −そのB「失業期間の過ごし方、再就職活動− D→C組  松村 秀典 お待たせしました、いよいよ退職後の話に移ります。退職日、机の周りを片付けて、寂しさとくやしさと、若干の開放感と拭い去れない不安感をもちながら、関連部署への挨拶まわり。最後に花束かなんかもらって、皆の前で、一言挨拶をして、チョット早めの退社、場合によっては最も仲の良かった同僚と一杯やりながらのご帰宅。家に帰れば家族からは、さりげなく「長い間ご苦労様」の一言、ふと我に返って、「さあ、明日からは何をしよう?」そんなセンチな気分に浸れるのもこの日だけ、実は明日からは地獄の日々が待っているのです。「せっかくのまとまった休暇?なんだから、あれもやりたい、これもやりたい、ゆっくり旅行でもしたい。」 色々とやりたいことが、沢山出てくると思います。でもここでぐっと気を引き締めなおしておいてください。なんせ気が抜けたら一気にグータラ生活に陥ってしまいます。そしてその生活に慣れてしまうと、どんどんと就業しようという意識が薄れてきてしまうのです。これが最も危険なパターンですから、お忘れにならないように! では、何から始めるか?まずは1週間の行動計画を作ることから始めて下さい。絶対に今までのリズムをくずすような生活態度は取らないように心がける、そのためには、ちゃんとした行動計画を立てることから始めます。そうしないと、へたをすると病気になったりもするからです。再就職活動の第一歩は、ズバリ健康管理から始めます。自分の健康管理もできないような人は、たとえ新しい仕事に就けたとしても、いい仕事ができるなんて誰も思ってはくれません。誰が考えてもわかりきったことです。 ここで改めて頭にたたき込んでおいて頂きたいのは、中高年の再就職は約100倍という難関を突破しなければ、なし得ないことです。思い出してください!あの大学受験勉強を!それと同じくらいの競争が待っているということを!そういう風に考えると、ぐうたらしていられないことぐらいは判ってもらえるはずです。 1週間の行動計画を立てる時には、必ず毎日外に出て、自分に刺激を与えることも組み込んでください。引きもこりが最も危険で、そのまま、アルコール漬けになってしまう人もいるくらいですから・・・ また、平日にプラプラしていると「近所から異様な目で見られるから止めて!」と奥様から言われる人が居てついつい引きこもりがちになったりしますが、そこは心を鬼にして外に出ることです。何せ、現在は350万人から失業者がいる、ということははっきり言って(潜在失業者も含めると)10人に一人位は仕事をしていない人がいる計算となり、町に溢れているといった状態なので、余り気にすることもない、ごく当たり前のことなのです。どうどうと胸を張って外にでましょう!あなたは気になっているかも知れませんが、他人はそれ程気にしていないことも忘れずに! さて、1週間の行動計画に戻りますが(これが即ち再就職活動なのですが)、月曜日はハローワークへ行く日とか、火曜日は図書館で勉強する日とか定期的かつ具体的な行動パターンを決めていきます。勿論土日は休日にしておいてかまいません。一度組みあがった計画書は極力変更しないで、ある程度その通りに動いて見ることも必要です。どうしても合わなかったら、1ケ月ぐらい過ぎてから修正を加えれば良いのですから。後は、極力、公共機関が実施しているセミナーとかに参加することをお勧めします。 私の場合は、東京人材銀行(何らかの管理職についたことのある人・技術職の人が対象)に登録をして、そこで紹介された、「東京キャリア交流プラザ」というところに入会し(勿論無料です)そこで2週間のセミナー及び3ヶ月間の施設利用を受けました(ここは中高年対象に徹底的に就職活動のコツを教えてくれます)。ほとんど会社に通っているのと同じような感覚で、通い詰めました。同じようなセミナーを行っている民間の企業もあり(これをアウトプレースメント会社と呼ぶ)、ここに登録をして就職活動することも可能ですが、ネックは費用がかかる(40〜50万円)ことです。何故こういうところに行くことが良いのかというと、ここには同じ境遇の人達が沢山来ていて、色々と情報交換をすることが出来たり、励ましあったりして一緒に就職活動が出来ることが、ものすごく精神的にも支えになるからです。何せ一人で出来ることは限られていますから、少しでも多くの仲間が居たほうが、情報も増えるし、ありがたいことが沢山出てくるのです。 私も色々と他の人から情報を貰って就職活動を進めましたし、随分と協力も得られました。 また、この失業中の機会を利用して、何か資格をとるためのセミナーに参加するのも、一つの手段です。但し資格はあった方が良いのですが、決定的な採用条件にはなり得ないことも認識しておいて下さい。 では次に、行動計画が決まったら実際にどういうことをしていくかに移ります。 まずは、自分が商品であって、再就職活動はセールス活動であるということを徹底的に認識することです。 「自分が商品」なんて、とてもいやな言葉ですが、事実は事実です。ここはもう割り切るしか方法はありません。営業活動なんてしたことは無い人もいるかもしれません。これも割り切って考えることです。自分を売り込むことが出来なければ、面接に受かることもできないし、再就職なんて無理でしょう。考えてみて下さい、あなた方が何か商品を買おうとした時どうしますか? やっぱり自分にあった最も気に入ったものを買うでしょう?企業の経営者も同じことを考えているのですから、自分を少しでも売り易い良い商品に仕立て上げていかねば、売れないことは判るはずです。 商品を売り込むのに付いて回るものは何ですか?そうカタログですね。これがいわゆる履歴書であり、職務経歴書に当たるわけです。履歴書は商品の概略を明記したもの、職務経歴書はその商品のスペック表にあたるわけです。最近ではこれにもう一つ、「自己PR書」なるものを付けて、商品の売り込みに当たるわけです。 ですから、この3点セットは充分に吟味して作らなければいけません。いい加減なものを作ったら結局は自分が損をするだけですから、これをいかに上手に表現するかに、時間を割くことが必要になって来ます。 前々回の@で触れた、「自分のしてきた仕事の棚卸をしましょう」というのは、ここで「いかに上手な職務経歴書を作成できるか」ということのために必要となってくるわけです。この職務経歴書(こんなの書いたこと無い!という人がほとんどでしょうが、採用担当者にとっては、履歴書よりもむしろこの職務経歴書の方が重要な書類です)の出来具合が大きく自己の評価に左右することになります。そして、この職務経歴書は応募する職種によっても多少表現を変える必要があるので、通常2種類ぐらいは用意するのがベストと言われております。 話が前後しますが、履歴書については、最近では、「必ずしも手書きでなければならない」、ということはないようで、ワード形式のものでも問題はありません。(たまに人事担当者が年寄りで、自筆以外受付不可なんてところもあるようですが・・) あとは、自己PR書、これについては絶対に作らなければならないということはありませんが、自分が何をして会社の役に立てるかを示すものですから、用意しておく方が無難でしょう。 失業中はこの3点をしっかり書き上げ、作り上げることにまずは集中します。ここまでうまく出来れば、再就職活動は半分成功したと言われています。 これを元に、ハローワ-ク等の公的機関・民間の人材紹介会社・新聞広告・雑誌・知人の紹介などなど、ありとあらゆる手段を使って、応募を繰返していきます。企業の募集は思ったよりも結構あるものです。そこへ、うまく自分を対応させながら応募をし続けるのです。多少は自分の専門範囲から離れている職種でも、躊躇せずに、応募することです。そうしなければ道は開けません。前にも触れたかと思いますが、大体書類を応募して、選考に通り、面接まで行けるのは10通出して一回ぐらいだと思ってください。 チョット条件の良い募集等には200から300通ぐらい応募がくると言われております。そんな中で目にとまる書類を作らなければ、次のステップに進めないのですから、どんなにこの「履歴書」「職務経歴書」「自己PR書」が大切か、お判り頂けると思います。 そして書類選考にうまく受かれば、次に難関である面接へとステップ進めることができるのです。 この辺のことについてはまた、次回にお話したいと思います。ではまた・・・ バックナンバーをご覧になられたい方は、 http://www.chouyou25.jp/shukan-shinjuku/ より、見ることができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、また来週! 感想などは、 henshu@chouyou25.jp 迄お送り下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎◎◎◎◎ 「週刊新宿」(毎週一回発行予定) ◎◎◎◎◎ 発行元:朝陽同窓会新25回同期会 ◎◎◎◎◎ 発行人:25回代表幹事 渡辺康隆 ◎◎◎◎◎ 編集長:斎藤 成 ◎◎◎◎◎ 編集:斎藤 成、渡辺 康隆 ◎◎◎◎◎ 編集技術:土橋 英三 ◎◎◎◎◎ WebSite:http://www.chouyou25.jp/ ◎◎◎◎◎ お問い合わせ:henshu@chouyou25.jp ◎◎◎◎◎ (C)2003 Chouyou25 All Rights Reserved 無断転載禁止 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━