週┃刊┃ 第36号 ━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ○○■○○○○○■■○○○○○○○■○○○○ 2004.8.11発行 ┃ ■■■■■○○■○○○○■■■■■■■■■■ ┃ ○■○■○○■○○○○○■○■○■■■■○■ ┃ ■■■■■○■■■■○○○○■○○○■○○○ ┃ ○○■○○○■○■○○○○■■○■■■■■○ ┃ ■■■■■○■○■○○○■○■○■○○○■○ ┃ ○■■■○○■○■○○○○○■○■■■■■○ ┃ ■○■○■○■○■○○○○○■○■○○○■○ ┃ ○○■○○■○○■○○○○○■○■■■■■○ http://www.chouyou25.jp/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■     富山・はぐれ雲ツアー □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ ◆はぐれ雲ツアー F組・三木坊 7月31日(土)、アフガン帰りの久保田くんと、のんき坊主の三木坊のでこぼこコンビで、川又くんの『はぐれ雲』を訪れました。 羽田から富山空港までちょうど1時間、横浜から東京まで出るのと同じ時間です。 この近さが、川又くんが富山を拠点に選んだ理由の一つでもあるようです。 会合で東京に出るのも便利、ついでに(というか・・・)遊びに出るのもやはり便利。納得しました。 空港からワゴン車に乗せてもらい、川又君の畑まであっと言う間に着きました。 富山は暑い。畑が広い。緑に囲まれている。静か。鳥が鳴いている。のどか。 う〜ん、こういう所に住みたい。でも実際に住んでみたら、三木坊なら一週間で逃げ出す かもしれません。やはり東京まで1時間は、必要条件かも。 今年の稲の育ちは、請け負って作っている他人(ひと)の田んぼの方が良くて、自分の田んぼの方があまり良くないんだと言っていました。子供たちが畑で作業をしていましたが、今は草むしりだそうです。 さて、『はぐれ雲』の館は、1階と2階と合わせて百坪ほどの建物。一般の家に比べればかなり広い。 共同生活をしているのだから当たり前ですが、食堂も台所も思ったよりたっぷりスペースで、ちょっとしたお寺のような感じ。それでも手狭になったので、近くの土地にもう一棟建設を予定しているということで、図面も見せてもらいました。水の確保に井戸を掘ろうとしたら、これに予想外の費用がかかる。水道の敷設も高額だ。結局、何かをしようとすると、まず直面するのがお金の苦労です。三木坊もお寺の建て直しを計画しているので、よく分かります。 お昼の食事を子供たちと一緒にとりました。スパゲティです。 スタッフもふくめて全部で12人だか十何人だかで生活しているということですが、子供たちは挨拶もちゃんとしてくれて、ふつうの感じです。まあ、ほんの短い時間、表面をちらっと眺めただけですから、ほんとうのところは、われわれ気楽なお客には分かりません。夜の食事の前の時間にわれわれ大人連中が一杯やっている傍らで、如才なくビールなど注いでくれたキョウコちゃんという女の子がいました。 落ち着いているので、スタッフの一人かと思ったらとんでもない。まだ預かり中の脱走経験者だそうです。 「だまされてはいけません」とは、川又くんの伴侶の弁。 伴侶のよし子さん(確かそのお名前と思いましたが、間違っていたら失礼)は、細いからだで、大家族のお母さんをしっかりこなしておられました。自分の子供を育てるだけでも大変なのに、本当にご苦労さまです。 川又くんは子供たちを連れて国内旅行や海外旅行にもよく出かけているようで、メキシコやらカンボジアやらの写真を見せてもらいました。館でクーラーが付いているのは一部の部屋だけ。ほとんどの場所はクーラーがないので、窓を開け放ち、暑い暑いと言いながら過ごします。夏は暑く、冬は大雪に包まれる。楽な自然環境ではありません。川又くんの仕事は書類整理も大変で、一日の半分は書類に目を通していると言っていました。 NHKから本を出すということで、仲間のフリ−スクール経営者に宛てたアンケートの結果なども見せてもらいました。 同じ目的を持って活動していても、いろいろな意見があるようです。 「さあ、何して遊ぼうか」 気楽なでこぼこコンビが退屈しないように、川又くんは結構気を使ってくれて、車で付近の散歩、それから温泉、夜はなじみの料理屋さんで、近所のおっさん仲間、キョウコちゃん、キョウコちゃんの彼氏だか保護者だかよく分からない東京から来た青年を交えておいしい富山のさかなとお酒をいただきました。途中から、すでに『はぐれ』を出て働いている卒業生?の女の子が二人参加。近所のおじさんと仲良くはしゃいでいました。 久保田君と三木坊の会話。「肩の力が入ってないね。」「だから続けられるんだろうね」 夜、近所のおっさん仲間に町会議員が加わって、新しく建設する建物の相談。この町会議員さんは真宗門徒で、まあよくしゃべる。私が真宗の坊さんと知って、ひとしきり宗教談義。久保田君もつき合わせて、寝たのは1時過ぎ。 翌日、庄川町の丸木乗り大会に子供たちが参加するというので見物に。めっぽう暑い中、「はぐれ雲」の出場は午後だいぶ遅くなるというので、われわれは退散。川又くんのワゴンで世界遺産になった五箇山の合掌造りの見物、有名な利賀(とが)そば(確かにうまかった)を食べて、三木坊の今日の宿、庄川上流利賀村の「天竺温泉の郷」へ。 川又くんに宿泊のお礼と些少のご喜捨を渡したあと、温泉で一時の疲れを癒し、サラリーマンの久保田君は帰京のため川又くんの車で富山空港へ。 のんきな三木坊は、富山のお寺参りを口実に、山の温泉、海の温泉に浸かりながら、「自然を亡くした人間はおかしくなる。自然の豊かさを忘れた宗教は薄っぺらになる。やはり旅はよい」などと独り得心しつつ、湯疲れでふらふらしながら帰って来たのでありました。 以上、まじめな御仁には「何をしに行ってきたの?」と言われかねない、でこぼこコンビの気楽な『はぐれ雲ツアー』の報告でした。 ★9月11日〜12日 はぐれ雲ツアー 第2弾=今回「幹事役」のC組・斎藤が仕事で参加できなかったため、再度企画しております。第2土曜日ですので、是非ご参加を。連絡はメールか、直接・斎藤までお電話下さい。職場03-3667-3771 自宅048-852-8068 □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ □■ ■   D組・岸上千早さんの翻訳出版が、日本ジャーナリスト会議市民賞を受賞    □■ □□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□ ◆An Anthology for Posterity―― 未来の子どもたちに伝えるアンソロジー 世界は変えられる TUPが伝えるイラク戦争の「真実」と「非戦」 TUP:Translators United for Peace(平和をめざす翻訳者たち)監修→このメンバーに岸上さんもいる。 七つ森書館 定価1800円+税 四六判 上製 240ページ ISBN 4-8228-0480-1 【コンテンツ】 考えて欲しいこと まえがき 第1章 イラク戦争 ―― 戦前 平和のモカシン〜イロコイ女性長老のアピール カンティネタ・ホーン 世代を超えて続く、イラクの劣化ウラン被害 ダグ・ロッキー *ブッシュ、ラムズフェルド、ブレア、ストローは聖誕教会立ち入り禁止 ―― 戦中 *ある父親の死 スヘア・ミケル イラク人戦没者の扱いにアメリカの不名誉を見る ジャック・マイルス ドイツ人考古学者からのバグダッド便り ヴァルター・ゾンマーフェルト ―― 戦後 ベテランCIA高官が暴く大量破壊兵器疑惑の真相 〜9.11からイラク侵攻まで レイ・マクガバン・インタビュー〜 ウィリアム・R・ピット 路上にて 〜元通訳マジン・ジャマー、無名の男の死を語る〜 デイヴィッド・ヒルファイカー イラク女性は国際女性デーを祝えるか メディア・ベンジャミン 石油のために死ぬのはイヤだ ジェイ・シャフト 兵士たちよ、人間らしさを手放すな 〜親愛なるイラク駐留の兵士たちへ〜 スタンン・ゴフ 日本女性こそイラクの女性支援の適役だ 〜ベアテ・シロタさんからのメッセージ〜 菅原 秀 第2章 アメリカという問題 父と子のQ&A 〜アメリカの外交政策とイラク侵略をめぐって〜 アナーチー・バンカー マイアミ市街戦のタンク・ガール 〜米州自由貿易圏マイアミ会合レポート「未来の断片」〜 レベッカ・ソルニット ダボスに現れた“裸の王様” 〜バブルの内側で〜 オーヴィル・シェル 企業支配拡大に戦争という口実 〜世界最大企業ベクテル〜 ヴァンダナ・シヴァ 帝国の野望 〜ノーム・チョムスキー・インタビューから デイヴィッド・バーサミアン 第3章 過去と未来に視野を広げて 満州とイラクの関係 〜歴史に見る占領〜 ジョン・W・ダワー もう一つの9・11事件 〜悲劇の教訓〜 アリエル・ドルフマン 地球を覆う米軍基地戦略 〜アメリカの軍事基地帝国〜 チャルマーズ・ジョンソン 第4章 希望の種 クリスマス休戦 〜『塹壕のクリスマス〜 デイヴィッド・G・ストラットマン *塹壕のクリスマス ジョン・マカッチョン 世界は変えられる 〜英国奴隷解放史〜 アダム・ホークシルド あとがき 翻訳者紹介 著者紹介 ■ 発行=七つ森書館  定価=1800円+税      HP→ http://www.pen.co.jp/    表紙→ http://pen.co.jp/syoseki/syakai/0480.html    注文→ http://www.pen.co.jp/pages/order.html 詳細は、ホームページで紹介されておりますので、ご参照下さい。 ************************************************************************** バックナンバーをご覧になられたい方は、 http://www.chouyou25.jp/shukan-shinjuku/ より、見ることができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、また来週! 感想などは、 kanji@chouyou25.jp 迄お送り下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎◎◎◎◎ 「週刊新宿」(不定期刊) ◎◎◎◎◎ 発行元:朝陽同窓会新25回同期会 ◎◎◎◎◎ 発行人:25回代表幹事 渡辺康隆 ◎◎◎◎◎ 編集長:斎藤 成  ◎◎◎◎◎ 編集:斎藤 成、渡辺 康隆 ◎◎◎◎◎ 編集技術:土橋 英三 ◎◎◎◎◎ Website:http://www.chouyou25.jp/ ◎◎◎◎◎ お問い合わせ:henshu@chouyou25.jp ◎◎◎◎◎ (C)2003 Chouyou25 All Rights Reserved 無断転載禁止 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━